ビアン用語集|よく使われる言葉と意味をやさしく解説

ビアン用語集|よく使われる言葉と意味をやさしく解説
この記事ではビアンや女性同士の恋愛について語られる中で、実際によく使われている言葉をまとめています。

同じ言葉でも使い方や受け取り方は人によって異なり、必ずしも一つの正解があるわけではありません。
ここでは用語を固定的に定義するのではなく、それぞれの言葉がどのような意味合いで使われることが多いのかを説明として整理しています。

言葉に迷ったときや意味を知りたいときの参考として、無理のない読み方で目を通してもらえればと思います。

紙とペン

■ ビアン

ビアンとは、主に女性を恋愛・性愛の対象とする女性を指す言葉です。
「レズビアン」と同じ意味で使われることもありますが、日本ではよりやわらかい響きの呼び方として受け取られる場面もあります。

日本では、日常会話やインターネット、当事者同士のコミュニティを中心に使われることが多く、堅い印象を避けたいときや身近な言葉として使いたいときに「ビアン」という表現を選ぶ人もいます。
その一方で、公的な説明や報道などでは「レズビアン」という言葉が使われることが多く、場面によって使い分けられることがあります。

ただし「ビアン」という言葉の捉え方や使い方は人によって異なります。
自分をそう名乗る人もいれば、あえて使わない人もおり、年齢やこれまで関わってきたコミュニティによって言葉に対する印象が変わることもあります。

そのため、このサイトでは「ビアン」という言葉を一つの正解として定義するのではなく、女性同士の恋愛や気持ちを語る際に自分にとってしっくりくる言葉の一つとして紹介しています。

■ レズビアン

レズビアンとは、女性を恋愛・性愛の対象とする女性を指す言葉です。
性的指向を表す用語のひとつで、ビアンとほぼ同じ意味で使われることが多く、日本でも広く知られています。

語源は古代ギリシャの女性詩人サッフォーが活動していたレスボス島(Lesbos)に由来します。
このため、学術的・公的な文脈や報道、説明文などでは「レズビアン」という表現が用いられることが一般的です。

一方で、日本では日常会話や当事者同士の場面において「レズビアン」という言葉に硬さや距離感を感じ「ビアン」という呼び方を選ぶ人もいます。
ただし、この使い分けに明確なルールがあるわけではなく、どの言葉を使うかは個人の感覚や状況によって異なります。

また「レズビアン」という言葉を自分のこととして使う人もいれば、あえて使わない人もいます。
そのため、この言葉は定義として理解するものであって、誰かに名乗り方を当てはめるためのものではありません。

■ 同性愛(女性同性愛)

同性愛とは、自分と同じ性別の人を恋愛・性愛の対象とすることを指す言葉です。
その中で、女性が女性を対象とする場合は「女性同性愛」と呼ばれます。

「同性愛」という言葉は、学術的な文脈や説明的な場面で使われることが多く、性的指向を整理して説明する際の包括的な表現として用いられます。
そのため、日常会話ではあまり使われなくても、記事や解説、制度や調査などでは目にする機会があります。

一方で「同性愛」はあくまで概念を説明するための言葉であり、個人が自分自身をどう名乗るか、どの言葉を選ぶかとは必ずしも一致しません。
実際には「ビアン」や「レズビアン」といった、より身近な言葉を使う人も多くいます。

そのため「同性愛(女性同性愛)」という言葉は用語として理解するための表現として捉え、人のあり方や名乗り方を一つに当てはめるものではない、という点が大切です。

■ バイセクシュアル/パンセクシュアル

バイセクシュアルとは、性別にかかわらず複数の性別の人を恋愛・性愛の対象とすることがある性的指向を指す言葉です。
日本では略して「バイ」と呼ばれることも多く、ビアンやレズビアンと混同されることがありますが、指す内容は異なります。

パンセクシュアルも性別に限定されない恋愛・性愛のあり方を指す言葉ですが、一般的には「相手の性別そのものよりも、人としての在り方や関係性を重視する」という考え方を含んで使われることがあります。

ただし、これらの言葉の捉え方や使い分けには個人差があり、バイセクシュアルとパンセクシュアルを明確に区別して使う人もいれば、どちらか一方、あるいはあえてどちらも使わない人もいます。

また、これらの言葉はビアンやレズビアンの「上位」や「代替」ではありません。
自分がどの言葉にしっくりくるかは、人それぞれの経験や考え方によって異なり、外から決めつけられるものではないという点が大切です。

■ カミングアウト

カミングアウトとは、自分の性的指向や性自認について家族や友人、職場など、他者に伝えることを指す言葉です。
日本では同性愛やビアン、レズビアンといった話題に限らず使われますが、性的指向に関する文脈では身近な人に打ち明ける行為を指して使われることが多くあります。

ただし、カミングアウトは必ずしなければならないものではありません。
誰に、いつ、どこまで伝えるかは人それぞれであり、伝えないという選択も含めて本人の判断が尊重されるべきものです。

また、カミングアウトは一度きりの出来事ではなく、相手や状況によって何度も向き合うことになる場合もあります。
そのためこの言葉は単なる行動としてではなく、その人の置かれている環境や関係性と深く結びついたものとして捉えられています。

■ 彼女/パートナー

女性同士の恋愛関係において、交際相手を指す言葉として「彼女」や「パートナー」という表現が使われることがあります。

「彼女」は年齢や関係性にかかわらず、日常会話の中で自然に使われる言葉で、男女のカップルと同じ感覚で用いられることも多くあります。
一方で、場面によっては相手に説明しづらさを感じる場合もあり、そのようなときに「パートナー」という言葉を選ぶ人もいます。

「パートナー」は恋人関係に限らず、長く一緒に過ごしている相手や周囲に対して関係性をやわらかく伝えたい場合などに使われることがあります。
年齢を重ねるにつれて、こちらの言葉を使う人も少なくありません。

どちらの言葉を使うかに明確な決まりはなく、場面・相手・自分の気持ちによって使い分けられることが多いのが実情です。
そのため「彼女/パートナー」という呼び方も、自分にとって無理のない表現を選ぶものとして捉えられています。

■ タチ/ネコ/リバ

タチ/ネコ/リバは、主に女性同士の関係の中で使われることがあり、役割やスタイルを表す言葉です。

一般的に「タチ」は関係の中で主導的な立場を指す言葉として使われることがあり、「ネコ」はそれに対する立場を指す言葉として使われることがあります。
「リバ」はそのどちらにも固定されない、あるいは状況によって変わる立場を指す言葉です。

ただし、これらの言葉はあくまで一部のコミュニティで使われてきた表現であり、すべてのビアンやレズビアンに当てはまるものではありません。
また、恋愛関係のあり方や力関係、役割を単純に分けられるものではない、という考え方も広くあります。

そのため、タチ/ネコ/リバといった言葉は、参考として知っておく言葉ではあっても、誰かを分類したり関係性を決めつけるためのものではない、という点に注意が必要です。

■ ノンケ

ノンケとは、主に異性愛者(ヘテロセクシュアル)を指す、日本語圏で使われてきた言葉です。
ビアンやレズビアンを含む同性愛者のコミュニティの中で、自分たちとは異なる立場の人を表す際に使われることがあります。

日常会話やインターネット上では比較的よく使われますが、公的な文書や説明的な場面で用いられることは少なく、あくまでくだけた表現として理解される言葉です。

また「ノンケ」という言葉には、使う場面や文脈によって冗談や内輪の表現として受け取られることもあれば、距離感を示す言葉として使われることもあります。
そのため誰に対しても無条件に使う言葉ではなく、相手や状況を考えて使われることが多いのが実情です。

■ セクマイ

セクマイとは「セクシュアルマイノリティ」の略として、日本語圏で使われることがある表現です。
性的指向や性自認が多数派とは異なる人々をまとめて指す言葉として使われます。

ビアンやレズビアン、バイセクシュアルなどさまざまな立場を一つの言葉で表せるため、説明や話題整理の場面で使われることがあります。

一方で「セクマイ」は個人のあり方を細かく表す言葉ではありません。
あくまで総称的な呼び方であり、自分自身をこの言葉で表すかどうかは人それぞれです。
実際には、より具体的な言葉を選ぶ人も多くいます。

そのため「セクマイ」という言葉は、便利なまとめ表現として理解するものであって、個人の考え方や名乗り方を一つに括るためのものではない、という点を踏まえて使われることが大切です。


ここで紹介した言葉は、ビアンや女性同士の恋愛について話す中で、実際に使われてきたものです。
ただし、どの言葉を使うか、どう名乗るかは人それぞれで、周囲が決められるものではありません。

言葉はあくまで、自分の気持ちや状況を整理したり、誰かと話すための手段のひとつです。

この用語集が「こうでなければならない」と決めつけるためではなく、自分にとってしっくりくる表現を考えるきっかけになれば幸いです。


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